確定申告の時期ですね。
パソコンの転売や修理販売での収支を公開してみます。
売上高、売上原価、仕入高、在庫、利益となかなか生々しいデータです。
何か商売を始めようという方の資金計画に役立てば幸いです。
この記事の目次
2016年収支
詳細を上期(1月〜6月)と下期(7月〜12月)に分けて公開します。
さらに2016年でまとめた結果も公開します。
この収支はパソコンの転売・修理販売に関する数字のみ記載してあります。
収入は売上高のみで、支出は売上原価と売り上げに関わる販売手数料および送料のみです。
その他経費(工具、消耗品費、パソコンなどの設備費、電気代)などは含まれておりません。
キャッシュフローは売掛金、買掛金はなく、すべて現金即時決済だったと仮定した数字です。
キャッシュフローは(利益 – その月の在庫の増減)で計算しています。
2016年上期
2016年1月 | 2016年2月 | 2016年3月 | 2016年4月 | 2016年5月 | 2016年6月 | |
売上高 | ¥717,831 | ¥399,300 | ¥286,500 | ¥286,948 | ¥708,340 | ¥464,900 |
売上原価 | ¥398,506 | ¥241,826 | ¥178,080 | ¥202,816 | ¥498,210 | ¥297,727 |
手数料および送料 | ¥56,800 | ¥38,049 | ¥26,727 | ¥27,735 | ¥67,345 | ¥40,816 |
利益 | ¥262,525 | ¥119,425 | ¥81,694 | ¥56,397 | ¥142,786 | ¥126,357 |
利益率 | 36.57% | 29.91% | 28.51% | 19.65% | 20.16% | 27.18% |
販売台数 | 12 | 7 | 4 | 5 | 12 | 8 |
利益/1台 | ¥21,877 | ¥17,061 | ¥20,423 | ¥11,279 | ¥11,899 | ¥15,795 |
仕入高 | ¥149,532 | ¥522,316 | ¥695,117 | ¥59,215 | ¥278,702 | ¥493,973 |
在庫 | ¥741,923 | ¥1,022,414 | ¥1,539,452 | ¥1,395,851 | ¥1,176,343 | ¥1,372,589 |
キャッシュフロー | ¥708,074 | -¥161,065 | -¥435,344 | ¥199,998 | ¥362,293 | -¥69,889 |
2016年下期
2016年7月 | 2016年8月 | 2016年9月 | 2016年10月 | 2016年11月 | 2016年12月 | |
売上高 | ¥1,325,164 | ¥851,120 | ¥853,360 | ¥237,160 | ¥1,032,130 | ¥2,452,158 |
売上原価 | ¥1,075,545 | ¥585,389 | ¥610,003 | ¥173,810 | ¥762,771 | ¥1,858,718 |
手数料および送料 | ¥116,410 | ¥66,119 | ¥65,443 | ¥17,907 | ¥75,678 | ¥193,249 |
利益 | ¥133,209 | ¥199,612 | ¥177,915 | ¥45,443 | ¥193,681 | ¥400,191 |
利益率 | 10.05% | 23.45% | 20.85% | 19.16% | 18.77% | 16.32% |
販売台数 | 31 | 10 | 9 | 2 | 14 | 18 |
利益/1台 | ¥4,297 | ¥19,961 | ¥19,768 | ¥22,721 | ¥13,834 | ¥22,233 |
仕入高 | ¥853,576 | ¥638,482 | ¥308,979 | ¥622,088 | ¥572,952 | ¥1,092,571 |
在庫 | ¥1,150,620 | ¥1,203,713 | ¥902,690 | ¥1,350,968 | ¥1,161,149 | ¥395,002 |
キャッシュフロー | ¥355,178 | ¥146,519 | ¥478,938 | -¥402,835 | ¥383,500 | ¥1,166,338 |
2016年 収支 まとめ
売上高 | ¥9,614,911 |
売上原価 | ¥6,883,399 |
手数料送料 | ¥792,278 |
利益 | ¥1,939,234 |
利益率 | 20.17% |
販売台数 | 132 |
利益/1台 | ¥14,691 |
仕入高 | ¥6,287,503 |
在庫 | ¥395,002 |
キャッシュフロー | ¥2,731,704 |
所感
売り上げについて
- 当然ですが、売れる月と売れない月があります。
- 夏のボーナス、冬のボーナスの時期は売り上げが上がります。
- ボーナス商戦に備え、その前までに商品を蓄えておくとよいと思います。
- その分資金が必要です。
仕入れについて
- 仕入れしやすい月もあるように感じます。
- その月は仕入れすぎるので、キャッシュフローはマイナスになります。
- キャッシュフローがマイナスになることがあることを頭に入れておいてほしいです。
- その分資金が必要ということになります。
- ここから生活費も出すとなると結構うまくやらなければいけません。
年間を通して
- 利益は200万円には届きませんでした。
- 去年の在庫をさばき、年末の在庫が少なかったので、キャッシュフローは利益より多くなりました。
- ただし、手元のお金が増えただけで、それは仕入れに回すべきお金なので、無駄遣いは控えます。
- 在庫は多いときで154万円、仕入れは多いときで86万円ほどなので、現状を維持するには資金として240万円くらい必要かと思います。
- 利益と仕入れおよび在庫は比例関係にあると思うので、利益が増えたからと言って生活費に回せるお金はそれほど増えません。。。
まとめ
継続するには資金が必要、1万円でもOK
何はともあれ、資金が必要です。
ただし、いきなり100万円も必要というわけではありません。
最初は資金が10万円でも3万円でも1万円でも問題ありません。
まずは、1つ仕入れて1つ売ることです。
仕入れが難しい場合は、不用品を現金化
それも難しい場合は、不用品を売ってみることです。
身の回りの不用品は、すでに仕入れ済みの在庫です。キャッシュにしてしまいましょう。
本業があることの強み
副業でやっているので、生活費はなんとかなりますし、本業でお金が貯まれば、副業に資金を回せます。
副業の売り上げが伸びなくても、本業があるので心にゆとりがあります。
CtoCサービスの充実
今はヤフオクだけでなく、メルカリ、ラクマやインスタでも気軽に販売できます。
個人がものを売るためのインフラが充実しています。
まずは、始めて見ることだと思います。
参考になれば幸いです。