Macbook Pro 15-inch Late2011 が手に入ったので、大人なカスタマイズをすることにしました。
この記事の目次
準備
SSDとSSHDを旧型Macに装着します。SSHDでなく、SSDでもHDDでも良いです。
私は SSD128GB の Macbook Pro 15 Late2011 の光学ドライブをSSHD2TBに換装し、SSD + SSHD の構成にしました。
Fusion Drive の作り方
MacOS Sierra osx10.12 インストールメディアを用意する
macOS sierra osx10.12 リカバリUSBインストールメディア作成方法 を参考にリカバリUSBを作成します。
MacOS Sierra インストールメディアを起動する
作成したリカバリUSBを接続し、「Option」キーを押しながら起動します。
MacOS Sierra のインストールメディアを選択して起動します。
ディスクユーティリティーを起動する
ディスクユーティリティー を選択して起動します。
SSD と SSHD を初期化する
SSD と SSHD をそれぞれ初期化します。
まず、SSDを選択し、[消去]タブをクリックします。
[フォーマット]に「Mac OS 拡張(ジャーナリンク)」を選択し、名前に「ssd」と入力して[消去]をクリックします。(「ssd」は任意の名前です)
SSHDも同様に「sshd」という名前で初期化します。(「sshd」は任意の名前です)
完了したらディスクユーティリティーを終了します。
ターミナルを起動する
上部メニューバーの[ユーティリティー]→[ターミナル]からターミナルを起動します。
diskutil コマンドで Fusion Drive を作成する
diskutil list で SSD と SSHD のデバイス名を調べる
「diskutil list
」と入力し「Enter
」を押します。
disk0 が SSD、disk1 が SSHD ということがわかります。
diskutil cs create で SSD と SSHD を1つの論理ボリュームにする
下記のコマンドを実行します。「fusiondrive」の箇所は任意の論理ボリュームグループ名です。
1 |
diskutil cs create fusiondrive disk0 disk1 |
「Fisnished CoreStorage operation
」と表示されればOKです。
Error: Error: -69886: Invalid request が発生した場合
リカバリUSBを作成し、リカバリUSBから起動しましょう。
詳細は、Fusion Drive 作成時に Error: Error: -69886: Invalid request が発生したときの対処法を参照してください。
diskutil cs list で作成した論理ボリュームグループのUUIDを調べる
「diskutil cs list」と入力し「Enter」を押します。
赤く囲ったところがUUIDです。ドラッグし「Command + C」でコピーしましょう。
diskutil cs createVolume で論理ボリュームを作成する
下記のコマンドを実行します。
「YOUR_UUID」には先程調べたUUIDをペーストします。
「fusiondrive」は任意の論理ボリューム名です。
1 |
diskutil cs createVolume YOUR_UUID jhfs+ fusiondrive 100% |
以上で完了です。MacOSをインストールしましょう。
インストール
インストール可能なOSは、OS X 10.8 Mountain Lion 以降です。
MacOS Sierra のリカバリUSBで起動していると思うので、そのままターミナルを終了し、MacOS Sierra をインストールします。
以上が Fusion Drive の作成方法です。